カット(About Cut)

【 ◆CUT(カット)グレード=プロポーション 】

 CUT(カット)
Ex VG Good   Fair      Poor   

EX=Excellent エクセレント
VG=Very-Good ベリーグッド
Good=グッド
Fair=フェアー
Poor=プワー

他のグレードは天然の状態で評価が決まりますが、唯一、人間の技術が関わるグレードとなります。
技術が関係しているので、ダイヤモンドのカッティングは日々進化しています。
昔のダイヤモンドと比較して一番の違いはカッティングとなります。

 

ダイヤモンドの形状は様々な形状がありますが、ご婚約リングとして最もポピュラーなのが、ラウンド・ブリリアントカットで最も強い輝きを得ることが出来ると言われています。

 

鑑定グレードでは、理想的プロポーションに最も近いものから

 

・EXCELLENT(エクセレント) =カットでは最高品質
・VERY-GOOD(ベリーグッド)
・GOOD(グッド)
・FAIR(フェアー)
・POOR(プワー)
 と徐々にグレードが落ちていきます。

 

上表の左から右にかけてグレードは低下してゆき、カットの良いダイヤほど良く輝きます。
カラーグレード同様ハイクラスになってゆく傾向にありご婚約リングとしてよく販売されているグレードはEXCELLENTが人気のあるようです。

 

ダイヤモンドのグレードので唯一、人的加工によるカッティングの技術は近年かなりのレベルに達しています。それにつけハイグレードなカッティングのダイヤモンドも多くなり、最近ではEXCELLENT(カットグレードの最高品質)の中で、さらに優れているとされる、ハート&キューピット(下の写真参照)や 3-EXCELLENT(トリプルエクセレント)と呼ばれるカッティングもあります。

 

■カットグレードが重要視される理由

ダイヤモンドは輝きが命です。その輝きに深く関わるグレードがカットグレードです。
ダイヤモンドに入り込んだ光はダイヤモンドの優れた屈折率と、その屈折率から決定されるアイディアルカット(理想プロポーション)によって、より輝くダイヤモンドとなります。
ダイヤモンド内部の光道を妨げるような大きなキズや内包物が無い限り、カットが優れている=”輝く”という事になります。
その為、ダイヤモンドのカッティングを重要視される方も多く、ハート&キューピットの写真は、結婚情報誌のエンゲージリングコーナーではよくお目にかかる事ができます。
 

■ハート&キューピットやトリプルエクセレント

カッティングが最高グレードであるECXCELLENTの場合、間違いなく輝きます。
ただし、カットグレードの最高品質のものであっても、ハート&キューピットが現れる、現れないとの差があります。ダイヤモンドのカットに、ハートの形や弓矢の形は存在しませんので、ダイヤモンドのカットが複合されてできる形となります。その為、カット面が均一な形&大きさでないと、ハート&キューピットは現れることが出来ません。
現在の技術をもって成し得る最高のカットのダイヤモンドを自分自信が身に着けれるという喜びがあります。

 

トリプルエクセレントは、ダイヤモンドのカットグレードを決定する数多いい項目中の、シンメトリー(対象性)とポリッシュ(研磨の状態)がともにエクセレント評価であり、且つカットの総合評価がエクセレントであるものをトリプルエクセレントと呼んでいます。
このトリプルエクセレントは、ハート&キューピットよりさらに希少となります。


 ■ ハート&キューピット

ラウンドブリリアントカットの最高カットグレード「Excellent」カットの中でも、カットバランスの良いものは、ハート&キューピット(ハート&アロー)とよばれる 8個のハートと8本の矢がくっきり現れます。

   
表 側            裏 側

■ 3-EXCELLENT (トリプルエクセレント)

カット評価が、EXCELLENT のダイヤモンドで、なおかつ カットの評価基準になる項目の内の、対象性と研磨状態がともに EXCELLENTの評価が出たものを、トリプルエクセレントと呼んでいます。

●カットグレード    : EXCELLENT
【カット評価項目中】
●ポリッシュ(研磨状態) : EXCELLENT
●シンメトリー(対象性) : EXCELLENT